カテキンとダイエット
カテキンとダイエットの関係
カテキンはダイエットに有効です。
カテキンは、直接的に脂肪細胞へ作用し、
脂肪燃焼を促進させてくれるため、ダイエットには不可欠な成分です。
そもそも、脂肪細胞は、白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の二種類があります。
白色脂肪細胞は、いわゆる一般的に肥満の元とされる脂肪です。
白色脂肪細胞は、体の大半の脂肪細胞を占めており、
余ったエネルギーを脂肪として体内に蓄積する働きがあります。
ダイエットにおいて、脂肪燃焼の目的となるのが白色脂肪細胞なのです。
ちなみに、褐色脂肪細胞は、背中から肩甲骨、首周り、胸などに存在する脂肪細胞で、
代謝を上げてくれる働きがあり、脂肪燃焼に役立つ脂肪細胞だとされています。
この褐色脂肪細胞が多い人は、いくら食べても太りにくいとされています。
カテキンの脂肪燃焼のメカニズム
@ノルアドレナリンやアドレナリンなどのホルモンが分泌され、
脂肪分解酵素「リパーゼ」が活性化することで、
脂肪細胞から脂肪酸が血液中に飛び出します。
A分解された脂肪細胞から放出された
脂肪酸が筋肉細胞中のミトコンドリアに運ばれます。
B筋肉細胞中のミトコンドリアで、
脂肪酸⇒エネルギーへ変換されて燃焼されます。
この流れがスムーズにいくことで脂肪燃焼が促進され、
効率よく体脂肪が燃え、ダイエットの成功に繋がります。
ちなみに、脂肪が脂肪酸に分解されても、
燃焼できなければ再び脂肪へと戻ってしまいます。
カテキンは、@の働きを効率的にし、脂肪燃焼を効率的に促進します。
また、カテキンのなかでもエピガロカテキンガレートが、
ダイエットにおける脂肪燃焼の大きな役割をになっています。
エピガロカテキンガレートは、ノルエピネフリンという
代謝と脂肪燃焼の調節に関わる神経伝達物質を
分解する酵素の働きを抑制することにより代謝を高く保ちます。
その結果、脂肪燃焼の持続時間をより長く維持することができます。
また、カテキンの継続摂取は、褐色脂肪組織の活性を高めることが判明しています。
このことから、ダイエットのためには、カテキンの長期的な摂取が効果的なのです。