カテキンとEGCG
カテキンとEGCGの関係
カテキンの中でも、EGCG(エピガロカテキンガレート)が注目されています。
カテキンは主に、以下の4種類が基本となっています。
@エピカテキン (EC)
Aエピガロカテキン(EGC)
Bエピカテキンガレート(ECG)
Cエピガロカテキンガレート(EGCG)
上記のカテキンに熱を加えると、一部が下記の4種類に変化します。
@エピカテキン⇒カテキン(C)
Aエピガロカテキン⇒ガロカテキン(GC)
Bエピカテキンガレート⇒カテキンガレート(CG)
Cエピガロカテキンガレート⇒ガロカテキンガレート(GCG)
カテキン自体は緑茶だけでなく、紅茶やウーロン茶にも含まれているが、
このEGCG(エピガロカテキンガレート)だけは、緑茶のカテキンにしかないとされています。
EGCG(エピガロカテキンガレート)は、カテキン中の約半数を占めます。
また、EGCG(エピガロカテキンガレート)の抽出には約80℃加熱が必要とされており、
約20℃以下の低温では抽出されにくいといわれています。
EGCG(エピガロカテキンガレート)の抗酸化力は、
ビタミンCの約90倍、ビタミンEの約20倍あるともいわれています。
中でも、強力な脂肪燃焼作用が有名です。
EGCGの脂肪燃焼のメカニズム
@ノルアドレナリンやアドレナリンなどのホルモンが分泌され、
脂肪分解酵素「リパーゼ」が活性化することで、
脂肪細胞から脂肪酸が血液中に飛び出します。
A分解された脂肪細胞から放出された
脂肪酸が筋肉細胞中のミトコンドリアに運ばれます。
B筋肉細胞中のミトコンドリアで、
脂肪酸⇒エネルギーへ変換されて燃焼されます。
この流れがスムーズにいくことで脂肪燃焼が促進され、
効率よく体脂肪が燃え、ダイエットの成功に繋がります。
ちなみに、脂肪が脂肪酸に分解されても、
燃焼できなければ再び脂肪へと戻ってしまいます。
EGCG(エピガロカテキンガレート)は、
@の働きを効率的にし、脂肪燃焼を効率的に促進します。
EGCGの摂取方法
@関節や体の健康維持
緑茶約240mlに含まれている、
EGCG(エピガロカテキンガレート)は約200mg程度です。
1日に緑茶を500?700ml飲むようにすれば、
関節や体の健康維持の効果が期待できます。
ちなみに、EGCG(エピガロカテキンガレート)は緑茶を飲むよりも、
サプリメントで摂取するほうが吸収されやすいので、サプリメントでの摂取でもOK。
A脂肪燃焼
EGCG(エピガロカテキンガレート)を1日3回、食間に摂取するようにしましょう。
EGCG(エピガロカテキンガレート)約500?1000mgを、
朝と、運動の約1時間前に摂取するようにしましょう。
ちなみに、運動を行わない日には2回めを午後に摂取し、
1日の夕方頃に3回めを摂取するようにしましょう。
その他のEGCGの効果
・コレステロールの正常化
・インフルエンザ予防
・脳の老化防止
・抗炎症作用
・アレルギーの改善
・抗酸化作用
・テストステロンの向上
・肝臓の健康増進
・ガン予防
・心臓病の予防
・HIV感染(エイズ)の予防