カテキンの副作用
カテキンの副作用
カテキンには副作用はあるのでしょうか?
そもそも、カテキンには、「上限摂取量」という基準がありません。
カテキンは一般的に緑茶から摂取することができます。
また、最近では、肥満予防やダイエットのための特定保健用食品として、
高濃度の茶カテキンを含有した飲料やサプリメントなども販売されてきています。
日本において、高濃度の茶カテキン含有の飲料やサプリメントでは、
特に副作用などの報告されていないので、 比較的安全とされています。
しかし、カナダ、フランス、スペインでは、
高濃度の茶カテキンによって、肝機能障害などの症例も少なからず報告されています。
これは、主に 高濃度茶カテキンの過剰摂取によるものとされています。
原因として、欧州においては高濃度茶カテキンを主にサプリメントで摂取するため、
お茶で摂取する以上に過剰摂取になり、肝機能障害を発症したというケースだとされています。
また、お茶でカテキンを摂取する場合、カフェインが含まれているため、
多量に摂取すると、カフェインの過剰摂取の恐れがあります。
カテキンとカフェイン
ちなみに、緑茶 (150 ml)に含まれるカフェインの量は約30 mgほどです。
ちなみに、カフェインは適度な摂取量(例えば100mg程)であれば、
依存性や副作用はほとんどありませんので安心してください。
ただし、1回の摂取量が250mg〜300mgあたりを超えると
人によっては過剰摂取となり、副作用がでてくる場合があります。
つまりは、カテキンもカフェインも摂取量を守るのであれば、
緑茶のでの摂取でも安全性が高いと思われます。
◆カフェインによる副作用
カフェインの軽微な副作用は、
不眠→不穏・興奮→嘔吐→骨格筋緊張の順で起こります。
また、それ以外の副作用は以下のようになります。
・強い不安感
・心悸亢進
・不整脈
・胃腸障害
・顔面紅潮
・神経質・落ち着かない
・頻尿
・精神的な焦燥感
・妊娠中の方は奇形発生のリスク
また、カフェインの副作用は、急性の副作用と慢性的な副作用にも分類できます。
◆急性中毒の症状(短期間に大量摂取)
・心拍数の増加
・不整脈,動悸
・血流増大
・呼吸困難(過呼吸など)
・歩行困難
・胸痛
・胃痛
・嘔吐
・感覚過敏
・精神錯乱
・幻覚
・幻聴
◆慢性中毒の症状(長期間に過剰摂取)
・神経過敏
・興奮
・睡眠障害
・頻尿
・頻脈