カテキンと糖尿病

カテキンと糖尿病

カテキンと糖尿病

カテキンと糖尿病の関係

カテキン糖尿病の予防や改善に効果が期待されています。

 

 

糖尿病とは、簡単に言えば、血液中の血糖値が上昇し、
それを原因として、様々な重篤な合併症を招く病気です。

 

 

食事で、炭水化物を摂取すると、
胃や十二指腸などで消化・分解し、腸からブドウ糖が吸収されます。

 

 

その、ブドウ糖が血中に入り込むと、血糖値が上昇するため、
すい臓からインスリンというホルモンを血液中に放出します。

 

 

そのインスリンの働きによって、肝臓、筋肉、脂肪細胞に運ばれ、
血糖値も低下し、安定した血糖値が維持されます。

 

 

そのインスリンが正常に機能しなくなると糖尿病の原因となります。

 

 

糖尿病の原因として、インスリンの分泌異常や
インスリン感受性が低いことなどがあげられます。

 

 

インスリンが出ない場合は、様々な原因によるすい臓の機能低下や、
インスリンの原材料である栄養成分の不足によるものが原因とされます。

 

 

「インスリン感受性が低い」とは、インスリン分泌は十分なのに
肝臓や筋肉、脂肪細胞などでインスリンが受け付けられなくなって、
正常な働きができなくなった状態です。

 

 

別の表現では、「インスリンの抵抗性がある」ともいわれます。

 

 

どちらに原因があっても糖尿病の原因となります。

 

 

また、糖尿病は、4つのタイプに分けられます。

 

 

◆糖尿病のタイプ
@1型糖尿病

1型糖尿病は、幼少から発症するケースが多く、
インスリンの分泌量が絶対的に足りなくなって起こり、
インスリン依存型糖尿病と呼ばれていました。

 

A2型糖尿病

2型糖尿病は、食生活や生活習慣などが原因で
インスリンの分泌量の不足やインスリンの感受性が低くなった場合です。

 

日本人は欧米人に比べて、遺伝的にインスリン分泌が弱い人が多いといわれています。

 

遺伝的な要因に加え、運動不足、肥満、ストレス、加齢が原因とされています。

 

日本における糖尿病の95%以上はこのタイプで、インスリン非依存型糖尿病と呼ばれていました。

 

B妊娠糖尿病

妊娠中になりやすい妊娠糖尿病は、糖尿病に至っていない糖代謝異常のことをいいます。

 

妊娠中に胎盤から分泌されるホルモンが、
インスリンの働きを抑える作用もあるため、血糖が上昇しやすくなります。

 

C特定の条件による糖尿病

遺伝子の異常や薬剤の副作用によっても、糖尿病になる場合があります。

 

 

糖尿病で一番厄介なのは、合併症です。

 

 

糖尿病自体が原因で死ぬことはありませんが、
糖尿病からくる合併症では、最悪の場合死ぬこともあります。

 

 

◆糖尿病の合併症

・網膜症、白内障

 

・心筋梗塞

 

・神経障害

 

・腎臓障害(透析へ移行するリスクが高い)

 

・高血圧

 

・壊疽(えそ)

 

・膀胱炎

 

・脳卒中

 

・動脈硬化

 

 

カテキンと糖尿病の対策

カテキンは糖尿病の予防や改善、さらには糖尿病の合併症の予防にも効果があります。

 

 

カテキンには、唾液や膵液に含まれる消化酵素の働きをゆっくりにして、
糖質の消化吸収を遅らせる働きがあるので、急激な血糖値の上昇が抑えられます。

 

 

つまりは、糖尿病の一番の原因である血糖値の上昇を抑えるのです。

 

 

また、糖尿病患者に緑茶を1日に7杯分ほど飲のんでもらい、
カテキンを十分に摂取させた研究では、血糖値が改善することが報告されました。

 

 

血糖値が安定すれば、基本的には糖尿病にはなりません。

 

 

糖尿病の予防や血糖値の改善には、カテキンを摂取するようにしましょう。